遺骨の取り出しとは
遺骨の取り出しは、閉眼供養のあとに石材店がお墓(カロート)を開けて遺骨を出す作業です。費用は墓石撤去の工事費に含まれるのが一般的です。長年埋蔵されていた遺骨は水分を含んでいることが多く、次の供養先へ移す前に洗浄・乾燥が必要になることがよくあります。
この手続きの基本情報
取り出した遺骨は「そのまま移せない」ことが多い
カロートの中は湿気がこもるため、骨壺の中に水が溜まっていたり、遺骨にカビや土が付いていたりすることは珍しくありません。また古いお墓では、骨壺ではなく布袋のまま納められていたり、土に直接還す形式だったりします。新しい供養先は「乾燥した状態」「規定サイズの骨壺」を受け入れ条件にしていることが多いので、必要に応じて洗骨・乾燥・骨壺の詰め替え(粉骨してサイズを小さくする場合も)を行います。石材店や専門業者が有料で請け負っているので、見積もり時に遺骨の状態対応も含めて相談しておくとスムーズです。
当日の段取り——立ち会いと取り違え防止
取り出し当日はできるだけ立ち会うことをおすすめします。複数の遺骨を取り出す場合は、どの骨壺が誰のものか、その場で名前を確認して骨壺に書き添えてください。あとから分からなくなると確かめる手段がありません。取り出した遺骨は納骨まで自宅で保管して問題ありません。土に還っていて遺骨の形が残っていない場合は、土ごと少量をすくって移すのが慣例的な対応ですが、受入先の意向もあるため事前に相談してください。
骨壺に水が溜まっていた場合は、その場で水を抜いてから引き渡すのが通例です。持ち帰り用に風呂敷や箱を用意しておくと運びやすくなります。
よくある質問
Q. 遺骨の取り出しを自分でやってもいいですか?
改葬許可を得ていれば法律で禁止されてはいませんが、カロートの蓋は重く、破損や怪我のリスクがあるため、実際には石材店に任せるのが通例です。撤去工事とセットで依頼すれば追加費用がかからないことが多いです。
Q. 取り出した遺骨は納骨までどこに置けばいいですか?
自宅での保管で問題ありません。法律上、遺骨を自宅に置くことに制限はありません。長期になる場合は、寺院や霊園の一時預かりサービスを利用する方法もあります。
Q. 遺骨の取り出しだけを頼むこともできますか?
できますが、墓石撤去とセットで請け負うのが石材店の通例で、取り出しのみの料金設定は業者によります。散骨や一時保管が目的で取り出しだけ必要な場合は、その旨を伝えて見積もりを取ってください。

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