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「確定申告って、結局なにをすればいいの?」――初めて確定申告する人の多くが、そもそも何から始めればいいのかわからないという状態です。源泉徴収票、青色申告、e-Tax、控除――聞き慣れない用語が並ぶだけで身構えてしまいます。
しかし実際にやってみると、確定申告の作業の大半は「書類を集める」ことに尽きます。書類さえ揃えてしまえば、あとは国税庁の作成コーナーで画面の指示通りに入力するだけです。計算は全て自動でやってくれます。
この記事では、確定申告の準備から提出・納付までの流れを時系列で整理します。何を、いつまでに、どこで準備すればいいのかが、この1ページでわかるようになっています。

申告前にやること(書類の準備が9割)
確定申告で最も時間がかかるのは、実は申告書の作成ではなく書類集めです。必要な書類は人によって異なりますが、以下の中から自分に該当するものを揃えていきます。
全員に必要な書類
源泉徴収票の収集(会社員・年金受給者)
勤務先から1月末までに交付されます。届かない場合は早めに請求してください。年の途中で退職した場合は元勤務先に請求します。複数の勤務先がある場合は全ての源泉徴収票が必要です(所得税法 第226条)。
帳簿の整理・決算(フリーランス・個人事業主)
領収書・請求書・通帳のコピー等を整理し、帳簿を完成させます。青色申告65万円控除には複式簿記が必要ですが、会計ソフトを使えば自動で対応できます(所得税法 第148条)。

帳簿整理を「2月に入ってから」始める人が多いですが、それだと間に合わないことも。12月中に領収書の整理を終わらせて、1月中に帳簿を確定させるのが理想です。
該当する人だけの書類
医療費の領収書・明細書(年間医療費が10万円超の場合)
本人と生計を一にする家族の医療費を合算できます。見落としがちですが、通院の交通費(電車・バス)も控除対象です。健保組合からの「医療費通知」があれば明細書の記載を省略できます(所得税法 第73条)。
住宅ローン控除の書類(初年度のみ確定申告が必要)
年末残高等証明書(金融機関から届く)、登記事項証明書(法務局で取得)、売買契約書のコピー等。2年目以降は年末調整で対応できます。年末残高の0.7%が所得税から直接控除される、非常に効果の大きい制度です(租税特別措置法 第41条)。
ふるさと納税の寄附金受領証明書
ワンストップ特例を使っていない場合、または6自治体以上に寄附した場合に必要です。届いていない場合は寄附先の自治体に再発行を依頼してください。ふるさと納税サイトの「寄附金控除に関する証明書」(XML)でも申告できます(所得税法 第78条)。

ふるさと納税の利用者は1,000万人を突破し、寄附総額は約1.1兆円に達しています(総務省 2023年度実績)。6自治体以上に寄附している方はワンストップ特例が使えないため、確定申告が必須です。寄附先が多い方は早めに証明書を確認しましょう。
e-Taxの利用準備(オンライン申告の場合)
マイナンバーカード方式が推奨されています。スマートフォンまたはICカードリーダーが必要です。ID・パスワード方式は税務署で事前に発行が必要です(国税通則法 第124条)。
e-Taxの利用率推移(2020年→2024年)▼
自宅からのe-Tax利用者数は5年間でほぼ倍増しています。
約420万人
約500万人
約580万人
約690万人
約824万人
出典: 国税庁「確定申告状況等について」各年分より作成。
申告書の作成と提出(2月16日〜3月15日)
確定申告書の作成
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使えば、画面の案内に従って入力するだけで申告書が完成します。計算は全て自動です。源泉徴収票の数字をそのまま入力するだけの箇所も多いです。初めてでも1〜2時間あれば完了します(所得税法 第120条)。

20〜40代のe-Tax利用率は8割超です。スマホとマイナンバーカードがあれば自宅から完結できるので、わざわざ税務署に行く必要はありません。確定申告会場は2月下旬〜3月上旬が最も混雑するため、e-Taxで早めに済ませるのがおすすめです。

e-Taxで自分で申告できる人は多いですが、事業所得や不動産所得がある方、初めての青色申告で不安な方は税理士に相談するのも手です。費用は年間10〜30万円程度ですが、節税額がそれを上回ることも珍しくありません。
申告書の提出 法定手続き・3月15日まで
e-Taxなら24時間提出可能で、3月15日の23:59まで受け付けています。税務署への持参は開場直後の朝一番が比較的空いています。郵送の場合は3月15日の消印で期限内扱いになります(所得税法 第120条)。
所得税の納付 法定手続き・3月15日まで
金融機関窓口、e-Tax(ダイレクト納付・ネットバンキング)、コンビニ(30万円以下)、クレジットカードで納付できます。振替納税を利用すると約1ヶ月後の引落しになり、資金繰りに余裕ができます。還付の場合は納付不要です(国税通則法 第35条)。


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