保険適用の不妊治療施設の選定とは
保険適用の不妊治療施設の選定は、体外受精などを健康保険でうけられる医療機関を選ぶ、治療のスタート地点です。保険での不妊治療は、届出をした保険医療機関でしか受けられないため、「近いから」だけで決める前に、保険適用の施設かどうかの確認が欠かせません。
この手続きの基本情報
「保険でできる施設」かをまず確かめる
体外受精・顕微授精を保険で受けるには、施設側が所定の届出をした保険医療機関である必要があります。候補のクリニックが対応しているかは、日本産科婦人科学会のサイトにある登録施設の一覧や、各クリニックの公式サイトで確認できます。あわせて、各施設が公表している治療実績(採卵件数・移植あたりの妊娠率など)も見ておくと比較の材料になりますが、患者の年齢構成で数字は大きく変わるため、率の単純比較で優劣を決めないのがコツです。
通いやすさは治療の続けやすさに直結する
不妊治療は卵胞の育ち具合に合わせて「明後日また来てください」という通院が続きます。職場や自宅からの移動時間、診療時間(早朝・夜間・土日対応)、予約の取りやすさは、治療方針と同じくらい継続のしやすさを左右します。初診の前に、費用の説明資料・治療方針(刺激の強さ・移植の方針)・仕事との両立への配慮を確認し、複数の施設で説明を聞いてから決めても遅くありません。転院すると検査のやり直しが発生することがあるため、最初の選定に時間をかける価値は十分あります。
よくある質問
Q. 保険適用のクリニックはどこで探せますか?
日本産科婦人科学会のサイトで体外受精等の実施登録施設を確認できるほか、各クリニックの公式サイトにも保険診療対応の記載があります。自治体の不妊治療相談窓口でも案内を受けられます。
Q. クリニック選びで費用はどのくらい違いますか?
保険診療の部分は全国共通の診療報酬なので大きな差は出ません。差が出るのは先進医療や自費オプションの有無・価格です。初診時に「保険でどこまでできるか、追加費用は何にかかるか」を確認しておくと、後の会計で驚かずに済みます。

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