解体工事の実施とは
解体工事の実施は、業者との契約後、実際に建物を取り壊す段階です。費用は見積もりどおりが原則ですが、スムーズに終えられるかは着工前の段取り——近隣挨拶・ライフラインの手配・整地方法の確認——でほぼ決まります。工事後に受け取る「建物滅失証明書」が次の登記手続きの鍵です。
この手続きの基本情報
着工前の3つの段取り
①近隣への挨拶:工事期間・作業時間・業者の連絡先を伝えます。解体は騒音・振動・粉じんが避けられないため、事前の一言があるかないかで苦情の量がまったく違います。業者と同行するのが理想です。②ライフライン:電気・ガスは着工前に停止・撤去を完了させます(引込線やメーターの撤去には日数がかかるため早めに連絡)。水道だけは粉じん対策の散水に使うことがあるので、停止時期を業者と相談して決めてください。③整地方法:解体後の土地を砂利敷きにするか、転圧のみか、舗装するかで費用も見た目も変わります。売却予定なら不動産会社に相談してから決めると無駄がありません。
工事後に受け取るもの——滅失証明書は絶対になくさない
工事が終わったら、現地で整地状態を確認し(遠方なら写真報告)、業者から建物滅失証明書(取毀証明書)を受け取ります。これは次の手続きである建物滅失登記(解体から1か月以内)の必須書類で、業者の資格証明・印鑑証明が添付されることもあります。再発行の手間は大きいため、受け取ったらすぐ登記の準備へ。マニフェスト(廃棄物管理票)の写しも、適正処理の証拠として保管しておくと安心です。
よくある質問
Q. 工事中は立ち会う必要がありますか?
常時の立ち会いは不要です。着工時と完了時(整地確認)に立ち会えれば十分で、遠方なら写真・動画での報告に代えられます。地中から古い基礎や浄化槽が出た場合の追加費用の連絡ルールだけ、事前に決めておいてください。
Q. 解体で出た庭石や樹木はどうなりますか?
見積もりに含まれていれば業者が撤去・処分します。含まれるかどうかは内訳で確認してください。移植したい植木や持ち帰りたい物があれば、着工前に分けておき、業者にも伝えてください。

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