申請書類の準備(収入・資産の整理)とは
申請書類の準備は、生活保護の申請と調査をスムーズに進めるために、収入・資産の分かる書類を整理しておく作業です。費用は無料。そして最も重要な原則は——書類が揃わなくても申請はできる、ということです。準備は「あれば早い」ものであって、「なければ申請できない」ものではありません。
この手続きの基本情報
そろえておくと早いもの
あると調査が早く進むのは、①本人確認書類、②すべての金融機関の通帳(記帳を済ませておく。使っていない口座も含めて)、③収入の分かるもの(給与明細・年金振込通知・手当の通知)、④支出の分かるもの(家賃の契約書・公共料金の請求・医療費)、⑤保険証券や車検証など資産に関する書類です。とくに通帳の記帳は、後の資産調査と突き合わせる基礎になるので、申請前に全口座分を済ませておくと話が早くなります。
「揃ってから」と考えない——後出しでよい
書類が足りないことを理由に申請を先延ばしにする必要はありません。申請は先に行い、福祉事務所から指定された書類を後日提出する運用が認められています。紛失した通帳の再発行や、離職票の取り寄せに時間がかかるなら、その旨を伝えて申請を進めてください。生活保護の決定は申請日を基準に動き出す(原則14日以内に決定)ため、申請が1週間遅れれば保護の開始もその分遅れかねません。困窮が深いほど「まず申請、書類は並行」が正しい順番です。
なお、書類の準備と並行して、家計の状況(毎月の収入と支出のおおまかな一覧)をメモにしておくと、相談・申請・調査のすべての場面で説明が楽になります。正確な数字でなくて構いません。
よくある質問
Q. 通帳を家族に見られたくないのですが、全口座必要ですか?
資産調査のため全金融機関の口座が対象になりますが、提出は福祉事務所に対してであり、家族に開示されるわけではありません。事情があれば窓口に伝えたうえで、手続き上必要な範囲で対応してください。
Q. 書類が全くない状態でも申請できますか?
できます。ホームレス状態や家出などで何も持っていなくても、申請の権利は変わりません。本人確認や状況の聞き取りから福祉事務所が進めます。必要なら支援団体の同行支援も利用してください。

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