新しい供養先の選定・見学とは
新しい供養先の選定は、遺骨の行き先を決める工程です。永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨・手元供養と選択肢は広く、ここで決めた行き先が改葬許可申請の書類(受入証明書)にも関わってきます。契約を急ぐ前に、後戻りできるかどうかを必ず確認してください。
この手続きの基本情報
合祀型は後から遺骨を取り出せない
供養先選びで一番大事な分かれ目は、遺骨を個別に安置するか、他の方の遺骨と一緒に埋葬(合祀)するかです。合祀にすると費用は抑えられますが、後から自分の家の遺骨だけを取り出すことはできなくなります。「十三回忌までは個別安置、その後合祀」のような段階式のプランも多いので、いつ合祀されるのかを契約前に確認してください。将来、家族の誰かが「やっぱり手元に」と言い出す可能性まで含めて決めるのが後悔しないコツです。
見学で確認する4点+書類のこと
候補は2〜3か所見学して比べるのが基本です。見るポイントは、①立地(お参りに通える距離か・駅からの道のり)、②費用(契約時の費用だけでなく年間管理費の有無)、③管理体制(掃除が行き届いているか・運営主体は安定しているか)、④宗教・宗派の制約(在来仏教限定、過去の宗派不問など施設により様々)の4つです。あわせて、改葬許可申請に使う受入証明書を発行してもらえるか、発行までの日数も聞いておくと、後の手続きがスムーズになります。
パンフレットやWebサイトの情報だけで決めるのは避けてください。合祀墓の管理状態や参拝スペースの雰囲気は、現地でしか分かりません。
よくある質問
Q. 供養先はいつまでに決めればいいですか?
多くの自治体で改葬許可申請に受入証明書(新しい供養先が発行)が必要なため、申請の前に供養先を決めて契約するのが原則の順番です。石材店の工事日程より先に、行き先を固めてください。
Q. 樹木葬と永代供養墓はどう違いますか?
樹木葬は墓石の代わりに樹木や草花を墓標とする形式で、多くは永代供養(管理を施設に任せる仕組み)が付いています。つまり対立する概念ではなく、樹木葬は永代供養の一形態と考えると分かりやすいです。個別区画型か合祀型かの違いのほうが、後戻りできるかに関わる重要な分かれ目です。
Q. 宗派が違う施設にも納骨できますか?
「宗旨・宗派不問」の施設が多い一方、在来仏教限定や、その寺院の檀家になることが条件の施設もあります。過去の宗派は不問でも今後の法要はその施設の宗派で行う、という条件のところもあるため、見学時に必ず確認してください。

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