労働基準監督署への相談とは
労働基準監督署への相談は、労災手続きの疑問や困りごとを、認定の判断権者そのものに無料で聞ける手段です。予約不要・電話相談も可能(労災保険相談ダイヤル 0570-006031・平日9〜17時)。「会社が動いてくれない」「何から手を付ければいいか分からない」ときの駆け込み先です。
この手続きの基本情報
どんなことを相談できるか
相談できる内容に制限はありません。よくあるのは、①自分のケースが労災にあたるか知りたい(通勤経路を外れた事故・テレワーク中のけが・腰痛やメンタル不調など判断が難しいもの)、②請求書の書き方・必要書類が分からない、③会社が労災を認めない・証明してくれない、④給付の種類と金額を知りたい、⑤治療が長引いた場合の手続き、です。管轄は勤務先の所在地を受け持つ労基署ですが、一般的な相談はどの労基署でも受けてもらえます。
相談を有効にするコツ——時系列メモと資料を持参する
窓口では、事故の状況を時系列で書いたメモ(日時・場所・作業内容・けがの部位・受診した病院)、雇用契約書や給与明細、診断書などがあると、その場で具体的な案内を受けられます。「労災になりますか?」への確答は調査を経ないと出ませんが、請求書の様式と書き方、そろえる資料は確実に教えてもらえます。なお、労基署は労災保険の窓口であると同時に、労働基準法違反(残業代未払い・安全管理の不備)の申告先でもあります。事故の背景に会社の法令違反があると感じる場合は、その相談も同じ窓口でできます。
よくある質問
Q. 相談したことが会社に伝わりませんか?
相談の段階で会社に連絡がいくことはありません。労災請求や申告として正式に動く段階では会社への調査・照会が行われますが、誰が相談したかを不必要に明かさない配慮を求めることもできます。心配な場合は窓口でその旨を伝えてください。
Q. 平日に窓口へ行けません
労災保険相談ダイヤル(0570-006031・平日9〜17時)で電話相談ができます。まず電話で必要書類を確認し、書類は郵送で提出する方法も相談できます。家族が代わりに相談に行くことも可能です。

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