墓地の原状回復・返還とは
墓地の原状回復・返還は、更地に戻した区画を墓地の管理者へ返す、墓じまいの締めくくりの手続きです。返還の手続き自体にお金はかかりませんが、最初に支払った永代使用料は原則として戻りません。ここを費用計画の前提にしておいてください。
この手続きの基本情報
永代使用料が戻らないのはなぜか
お墓を建てるときに支払った永代使用料は、土地を買った代金ではなく「その区画を使う権利」の対価です。所有権ではないため、途中で使わなくなっても返金しないという規定になっているのが通例です。契約書や墓地使用規則に返還時の扱いが書かれているので、念のため確認してください。一方、年間の管理料は返還が受理された時点までの精算です。未納分があると返還時にまとめて請求されるため、滞納がある場合は先に管理者へ相談しておきましょう。
返還手続きの実際
石材店の整地が終わったら、管理者所定の返還届(墓地返還届・使用権放棄届など名称は様々)を提出します。公営墓地では自治体の様式と印鑑、使用許可証の返却を求められるのが一般的です。管理者が区画の原状回復を確認して受理すれば、墓地使用契約は終了し、以後の管理料は発生しません。「工事は終わったのに返還届を出し忘れて管理料を請求され続けた」というのが典型的な失敗なので、工事完了から間を置かずに手続きしてください。
公営墓地では返還の様式・添付書類(使用許可証など)が定められています。紛失している場合の手続きも含めて、自治体の担当課に確認してください。
よくある質問
Q. 永代使用料は一部でも返してもらえませんか?
原則として返還されません。使用期間の長短にかかわらず返金しない規定が通例です。ただし最終的には契約内容によるため、契約書・使用規則の返還条項を確認し、不明なら管理者に問い合わせてください。
Q. 返還届を出さないとどうなりますか?
契約が続いているものとして年間管理料が発生し続けます。撤去工事が終わったら速やかに返還届を提出し、受理された日付を控えておいてください。
Q. 「更地に戻す」とはどこまでやるのですか?
墓石だけでなく、外柵(巻石)や基礎コンクリートまで撤去して整地するのが原則です。どこまで戻すかは墓地の使用規則によるため、石材店の見積もり前に管理者へ確認しておくと工事範囲の行き違いを防げます。

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