公的保障の確認とは
公的保障の確認とは、遺族年金・傷病手当金・高額療養費など、国の社会保障制度で何がカバーされるかを把握する作業のことだ。民間保険を検討する前にこの確認を行うことで、「公的保障で足りない部分だけを民間保険で補う」という合理的な見直しが可能になる。確認先はねんきんネット・健康保険組合・市区町村の窓口で、費用は無料だ。
主な公的保障
遺族基礎年金子のある配偶者に年約81.6万円+子1人あたり約23.5万円(国民年金法第37条)
傷病手当金標準報酬日額の2/3、最長1年6ヶ月(健康保険法第99条、会社員のみ)
高額療養費月の自己負担上限あり、一般的な所得で約8〜9万円(健康保険法第115条)
障害年金障害等級に応じて支給
手続きの流れ
ステップ1: ねんきん定期便で遺族年金の見込額を確認
ねんきんネット(https://www.nenkin.go.jp/n_net/)にログインするか、直近のねんきん定期便を確認する。遺族厚生年金は報酬比例部分の3/4が目安。
ステップ2: 健康保険の保障内容を確認
高額療養費の自己負担限度額、傷病手当金の支給額を確認する。健康保険証に記載の保険者に問い合わせるか、健康保険組合のWebサイトで確認できる。
ステップ3: 公的保障の内容を整理する
遺族年金見込額・高額療養費の自己負担限度額・傷病手当金の日額をまとめ、必要保障額の算出に使う。
よくある質問
Q. 高額療養費制度があれば医療保険は不要ですか?
高額療養費はあくまで「保険適用の医療費」が対象。差額ベッド代・食事代・先進医療の技術料・通院の交通費・収入の減少分はカバーされない。これらを自費で賄えるだけの貯蓄がなければ、医療保険での備えを検討すべきだ。
保険の見直しの全体像は「保険の見直し完全ガイド」で解説しています。


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