媒介契約・売買契約・引渡しとは
媒介契約・売買契約・引渡しは、空き家の売却を不動産会社に依頼してから買主に引き渡すまでの一連の流れです。仲介手数料は売買価格×3%+6万円+消費税が上限の目安。流れ自体は通常の不動産売却と同じですが、空き家ならではの準備が2つあります——残置物の撤去とライフラインの整理です。
この手続きの基本情報
流れの全体像と媒介契約の選び方
手順は、①不動産会社と媒介契約(1社に任せる専任媒介か、複数社に依頼できる一般媒介かを選びます)、②売却活動(広告・内覧対応)、③買主決定後に売買契約・手付金の受領、④残金決済・引渡し、です。空き家は内覧時の第一印象が価格に直結するため、売却活動前に最低限の清掃と換気をしておくと結果が変わります。売却期間は長引く傾向があるので、空き家バンクへの登録や価格見直しのタイミングも、媒介契約時に会社と話し合っておくとよいでしょう。
引渡しまでに済ませる空き家特有の宿題
ひとつめは残置物の撤去です。家具・家電・仏壇・思い出の品まで、原則すべて空にして引き渡します。分別と処分には想像以上の時間がかかるため、契約前から計画的に進めてください(遺品整理業者に頼む場合は数万円〜数十万円)。ふたつめはライフラインで、電気・ガス・水道の停止(または清算)と、契約が残っていれば火災保険の解約・NHKなどの整理です。相続した空き家なら、名義変更(相続登記)が完了していることが売却の大前提になる点も、スケジュールの最初に確認してください。
よくある質問
Q. 仏壇や神棚はどうすればいいですか?
菩提寺や神社に魂抜き・お焚き上げを依頼してから処分するのが一般的です。遺品整理業者が供養手配まで代行することもあります。買主に残す約束をしない限り、引渡しまでに撤去が必要です。
Q. 契約後に建物の不具合が見つかったら責任を問われますか?
契約内容によりますが、売主は契約不適合責任を負うのが原則です。古い空き家では、状態を正直に告知したうえで責任を免除・限定する特約を結ぶ実務も広く行われています。告知書は正確に書き、特約の内容は契約前に必ず確認してください。

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