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準確定申告とは

相続

準確定申告とは

準確定申告とは、亡くなった人のその年の1月1日から死亡日までの所得について、相続人が代わりに行う確定申告のことです。故人が自営業者・年金受給者・不動産収入がある方・医療費が多額だった方などの場合に必要になります。届出先は故人の住所地を管轄する税務署で、死亡日から4ヶ月以内に申告・納付しなければなりません。法的根拠は所得税法第124条・第125条です。還付になる場合もあるため、所得がなさそうな場合でも一度確認することをお勧めします。費用は申告自体は無料ですが、税理士に依頼する場合は5〜15万円程度です。

この手続きが必要な人

必要
故人が確定申告の対象者だった場合(自営業者、年金受給者で所得が一定額以上、不動産収入がある方など)
不要
故人が給与所得者で年末調整済み、かつ他に所得がなかった場合

故人が入院中に多額の医療費を支払っていた場合、医療費控除により還付金が受け取れることがある

手続きの流れ

ステップ1: 故人の所得・経費を把握する

故人の源泉徴収票、事業収入の帳簿、不動産収入の明細、年金の源泉徴収票、医療費の領収書などを集める。勤務先や取引先、年金事務所に連絡して必要書類を取り寄せる。

ステップ2: 確定申告書を作成する

通常の確定申告書に「準確定申告用の付表」を添付して作成する。付表には相続人全員の氏名・住所・相続分を記載し、全員が連署する(または各相続人の委任状を添付)。国税庁のe-Taxでも作成可能。

ステップ3: 税務署に申告・納付する

故人の住所地を管轄する税務署に申告書を提出する。納付が必要な場合は同時に納税する。還付の場合は相続人の口座に振り込まれる。還付金は相続人の相続分に応じて分配される。

必要書類・届出先

届出先: 故人の住所地を管轄する税務署
必要書類: 確定申告書(準確定申告用の付表を添付)、故人の源泉徴収票、医療費の領収書(控除を受ける場合)、相続人全員の連署または委任状、故人の死亡が記載された戸籍謄本
費用: 申告自体は無料(税理士に依頼する場合は5〜15万円程度)
期限: 死亡日から4ヶ月以内(所得税法第124条・第125条)
受付時間: 税務署は平日8:30〜17:00

よくある失敗・注意点

4ヶ月の期限を過ぎると無申告加算税や延滞税がかかります。相続放棄の検討期間(3ヶ月)と準確定申告の期限(4ヶ月)が近接しているため、相続放棄を検討している場合はスケジュール管理に注意が必要です。また、故人が1〜3月に亡くなった場合、前年分の確定申告(通常は翌年3月15日期限)も未申告であれば、同時に準確定申告として提出する必要があります。医療費控除の申告を忘れるケースも多いため、入院費用の領収書は必ず確認しましょう。

よくある質問

Q. 故人が年金受給者だった場合、準確定申告は必要ですか?

年金収入が400万円以下で、他の所得が20万円以下の場合は確定申告不要の特例がありますが、医療費控除や社会保険料控除で還付が見込める場合は、申告した方が有利なことがあります。税務署に相談すると判断してもらえます。

Q. 還付金は誰が受け取れますか?

還付金は相続人の法定相続分に応じて分配されます。代表の相続人が一括で受け取り、後から分配することも可能です。付表に受取人を記載する欄があります。

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