既存保険の解約・減額手続きとは
既存保険の解約・減額手続きとは、見直しの結果を踏まえて不要になった保険を解約したり、保障額を減額したりする手続きのことだ。最重要ポイントは新しい保険の責任開始日が確認できてから行うこと。貯蓄型保険には解約返戻金がある場合があるが、契約からの経過年数が短いと元本割れするケースが多い。法的根拠は保険法第27条(損害保険)・第54条(生命保険)・第83条(傷害疾病定額保険)。
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手続きの流れ
ステップ1: 新契約の責任開始日を確認
新しい保険の保険証券で責任開始日を確認する。これが確認できるまで旧保険の解約手続きを始めない。
ステップ2: 解約返戻金の額を確認
貯蓄型保険の場合は保険会社に返戻金額を問い合わせる。払済保険への変更も選択肢に入れる。
ステップ3: 保険会社に解約届出書を提出
保険会社に連絡し、解約届出書を取り寄せて提出する。返戻金がある場合は振込先口座を指定する。
「空白」と「元本割れ」——解約前の2つの確認
解約の失敗は2種類しかありません。ひとつは保障の空白で、新契約の責任開始日を確認する前に旧契約を解約してしまい、その間に病気が見つかるケース。健康状態によっては新契約に入り直せず、取り返しがつきません。必ず「新契約の責任開始→旧契約の解約」の順を守ってください。もうひとつは貯蓄型の元本割れで、終身・養老保険は経過年数が短いと解約返戻金が払込額を大きく下回ります。返戻金の現在額と今後の推移表を保険会社から取り寄せ、払済保険への変更や契約者貸付(返戻金の範囲で借りる)と比べてから決めるのが手順です。電話を嫌がられても、解約は契約者の権利なので遠慮は不要です。
よくある質問
Q. 解約を引き止められた場合はどうすればいいですか?
解約は契約者の権利であり、引き止めに応じる義務はありません。電話での解約手続きが進まない場合は、書面(内容証明郵便)で解約の意思を通知する方法もあります。コールセンターへの電話で解約手続きが完了する保険会社が多いです。
Q. 解約を申し出たら引き止められました。どう対応すればいいですか?
解約は契約者の一方的な意思表示でできる権利です。代替案(減額・払済等)の説明を聞く価値はありますが、納得できなければ「解約書類を送ってください」と明確に伝えてください。書類の送付を拒むことはできません。
保険の見直しの全体像は「保険の見直し完全ガイド」で解説しています。トラブルを避けるためのポイントは「保険の見直しトラブル対策」も参考にしてください。


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