健康保険の切替確認とは
健康保険の切替確認は、年金生活への移行にあわせて医療保険をどうつなぐかを整理しておく手続きです。退職して会社の健康保険を抜けるなら、無保険の期間を作らないよう退職日から逆算して動く必要があります。75歳になれば全員が後期高齢者医療制度へ自動的に移ります。
この手続きの基本情報
退職後の3つの選択肢——期限が短い順に
会社の健康保険を抜けたあとの行き先は3つです。①任意継続(それまでの健保を最長2年続ける。退職日の翌日から20日以内に申請)、②国民健康保険(住所地の市区町村で退職後14日以内に加入手続き)、③家族の健康保険の被扶養者(働く子どもの扶養に入る。60歳以上は年収180万円未満などの収入要件あり)。保険料は、任意継続は在職中の約2倍(会社負担がなくなるため・上限あり)、国保は前年の所得で決まるため、退職1年目は思ったより高くなりがちです。どちらが安いかは人により逆転するので、退職前に両方の見積もりを取って比べてください。
75歳からは自動で後期高齢者医療制度へ
75歳の誕生日からは、それまでの保険の種類にかかわらず全員が後期高齢者医療制度に移ります。手続きは不要で、誕生日までに新しい資格情報(資格確認書など)が届きます。保険料は都道府県ごとの制度で決まり、年金からの天引きが基本です。74歳まで家族の扶養に入っていた方も75歳からは自分で保険料を納めることになるため、家計の見通しに入れておいてください。
よくある質問
Q. 任意継続と国民健康保険、どちらが安いですか?
一概には言えません。任意継続は退職時の標準報酬(上限あり)で決まり、国保は前年の所得と世帯構成で決まります。退職前に健保組合(協会けんぽ)と市区町村の両方で見積もりを出してもらい、金額で比べるのが確実です。2年目以降に逆転することもあります。
Q. 健康保険料も年金から天引きされますか?
国民健康保険料・後期高齢者医療保険料は、世帯主(被保険者)の年金が年18万円以上あるなどの条件を満たすと年金からの天引き(特別徴収)になります。口座振替への変更を申し出られる場合もあるため、納付方法は市区町村に確認してください。

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