先進医療の説明・同意とは
先進医療の説明・同意は、保険診療に上乗せするオプション治療(タイムラプス培養・ERA検査など)を受けるかどうかを、費用と効果の説明を受けて決める手続きです。先進医療は保険と併用できる代わりに、その部分は全額自己負担。ここの判断が治療費総額を大きく左右します。
この手続きの基本情報
「保険と併用できる自費」が先進医療——普通の自費とは別物
日本の保険診療では、保険外の治療を混ぜると全体が自費になるのが原則です(いわゆる混合診療の禁止)。先進医療は国がこの例外として認めたメニューで、保険診療と併用しても保険部分は保険のまま、先進医療の部分だけ自費で済みます。逆に言うと、先進医療として認められていない自由診療のオプションを併用すると、本来保険だったはずの採卵や移植まで含めて全額自費になりかねません。オプションを勧められたら、「それは先進医療ですか、自由診療ですか」と確認するのが自衛の第一歩です。
同意の前に確認する3点
説明を受けるときは、①費用(1回あたりいくらか。先進医療分は高額療養費の対象外です)、②自分たちのケースでの効果の見込み(一般論ではなく、年齢・治療歴を踏まえてどうか)、③受けなかった場合との違い、の3点を確認してください。先進医療の一部は自治体の助成対象になっている場合があり(東京都は7/10・上限15万円/回など)、民間医療保険の先進医療特約でカバーされることもあります。同意書にサインする前に、助成と保険の両面から負担額を計算しておくと、納得して選べます。
よくある質問
Q. 先進医療は受けたほうがいいのでしょうか?
一律の正解はありません。効果の見込みは年齢や治療歴によって異なり、費用対効果の感じ方も家庭によって違います。医師に自分たちのケースでの見込みを聞いたうえで、費用は助成・保険特約込みの実負担で比較して決めてください。
Q. 先進医療の費用は高額療養費で戻りますか?
戻りません。高額療養費の対象は保険診療の自己負担分だけで、先進医療の費用は全額自己負担のままです。ただし自治体の助成や、民間医療保険の先進医療特約の給付対象になる場合があるため、そちらを確認してください。

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