国民健康保険(マル学)の届出とは
国民健康保険(マル学)の届出は、親が国保に加入している家庭の学生が、進学で転出しても元の市区町村の国保に入ったままでいられる特例の手続きです。費用は無料で、保険料は引き続き元の世帯主(親)に賦課されます。転出前の市区町村で届け出るのがポイントです。
この手続きの基本情報
なぜこの特例があるか——学生だけの住所例外
国民健康保険は住所地の市区町村で加入するのが原則ですが、修学のための転出に限り、元の世帯の国保を継続できる特例(国民健康保険法の修学特例=通称マル学)があります。これにより、学生本人が下宿先で単独の国保に入って保険料を払う必要がなくなり、保険料は従来どおり親元の世帯にまとまります。手続きは転出前の(親元の)市区町村の国保窓口で「マル学届」を提出し、在学証明書や学生証の写しを添えます。転出のタイミングで案内されないこともあるため、親が国保の家庭は自分から申し出てください。
受診と更新——資格確認書と在学証明の年次確認
受診はマイナ保険証で全国どこでも可能です。マイナ保険証を持たない学生には「学生用資格確認書」(旧・学生用の遠隔地保険証に相当)が交付され、これを提示して受診します。マル学の資格は年度ごとの確認があり、在学証明書の提出を求められるのが通常です(大学の証明書発行機で取得できます)。卒業・退学・休学で学生でなくなったときや、就職して勤務先の健康保険に入ったときは、マル学の資格喪失の届出が必要です。更新書類の案内は親元に届くため、親子で「毎年春にマル学の更新」を共有しておくと切れ目がありません。
よくある質問
Q. 親が会社員(社会保険)の場合もこの手続きが必要ですか?
不要です。マル学は親が国民健康保険の場合の特例です。親が会社の健康保険なら、学生は被扶養者のまま別居でき、マイナ保険証か資格確認書で受診します(別記事で解説しています)。
Q. マル学にすると保険料はどうなりますか?
学生本人分も含めて、引き続き元の世帯主(親)に賦課されます。学生が下宿先で別途保険料を払うことはありません。世帯の所得や人数に基づく計算は元の市区町村のルールによります。

コメント